今回のお題はこちら!
「クソゲーと呼ばれたものたち その1」
今も昔もクソゲーと呼ばれるものは量産されていました。
量産型のクソゲーは見向きもされませんが、異才を放つクソゲーは時に伝説として後世に名を残します。
今回はそんな名のあるクソゲーを紹介したいと思います。
マインドシーカー
超能力を開発する。というのがテーマらしいこのソフト、ファミコンで発売されました。
透視・予知・念動の3つのゲームがあり、それらの能力をゲームによって開発するものでした。
ゲームを開始すると、推理もののよくあるアドベンチャーゲームのようで期待がふくらみました。ここで、はやくも怪しい雰囲気に包まれてきます。リラックスしよう・深呼吸をしよう・画面のボールを見て意識を集中しよう、といったことをさせられます。
それが終わると、部屋に戻り瞑想しようと言われます。画面では謎の惑星がクルクルまわっているだけです。やめたくなってきました。
なんとか堪えると、やっと本題に入ります。最初は透視です。
ルールは簡単。裏返ったカードが一枚でてきて、その絵柄を当てるというものです。絵柄は5種類あるので、5択問題です。
20回中4回当たればいいのかな?
なぜ「?」なのかというと、僕はそこで心が折れてしまったからです。10回ほどトライしたのですが、いっこうに当たる気配がしません。
その前のリラックスだの瞑想だのの相乗効果でやる気がなくなってしまっていたのです。
ゲームに対して情熱があった子供の時代ですらこれなので、相当なものです。
一つ疑問があったのですが、念動をするのはいいとして、画面に映っているものをどうやって念動とやらで動かすのかはなはだ疑問です。
こういった前衛的な試みをするからこそ、クソゲーとして異才を放っていたのだと思います。
星を見る人
こちらもファミコンで発売されました。RPGです。
ゲームを開始すると、いきなりフィールドからはじまります。町がみあたりません。
とりあえずウロチョロしていると、エンカウント。この出会う敵がありえないくらい強く、まずやられてしまいます。
全滅したらタイトル画面。
気を取り直してまたプレイ。今度の敵は弱くなんとか倒す事ができました。
回復をしたいのですが町がどこにもありません。そうこうしているうちにエンカウント。
全滅→タイトル画面→電源を切る→カセットを抜く→封印。
このゲームの救いが、ゲームを開始してすぐフィールドから開始できる点です。これで長いオープニングがあろうものならクリアできた人は激減していたことでしょう。
むしろ、それをみこしての仕様なのかもしれません。
RPGはたくさんプレイしましたが、最初の町にすらたどりつけなかったのは本作のみです(笑)
今回は2作品を紹介しました。
僕以外にも犠牲者はいると思います。当時の理不尽さを思いだしてもらえると幸いです(笑)
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
全く関係ないのですが、ファミコンの「新・里見八犬伝」というゲームで、村人が死ぬ際に話す「げぼ」というセリフがツボにはまった時がありました。
「新里見八犬伝 げぼ」でググると出るので、よろしければ見てみてください。