勉強

浄化槽について その1

今回から、浄化槽について書いていきたいと思います。

僕自身、浄化槽管理士と浄化槽清掃技術者の資格を取り、働いていた経験があります。水は、人が生活していく中でなくてはならないものです。この記事で、環境に対して何か得るものがあれば幸いです。

今回のお題はこちら!

「浄化槽とは何か?」

生活していく中で、水は必ず使います。台所、お風呂、トイレ。これら生活の中で出た排水の事を生活排水と呼びます。

生活排水は汚れています。当たり前ですね。

ある程度なら微生物が分解してくれます。科学薬品や化学物質を使用していない昔なら自然の力で処理しきれました。しかし、現代に近づくにつれて、洗剤など普及、工業廃水の増加などにより、微生物だけでは処理しきれなくなりました。

汚れを処理できなければ水はどんどん汚染されていきます。汚染されるとどうなるでしょう?

そこに棲む生物が汚染されます。魚たちは生活できなくなり、生態系が変わります。

魚がいたとしても、汚染されています。それを食べた生物は体に重大な被害をうけます。

これは実際に日本で起きましたね。「水俣病」です。熊本県水俣市で起きたことから「水俣病」と名付けられました。その後、新潟でも水俣病が問題となりました。四大公害病と言われるものです。

工場から水俣湾に排出されたメチル水銀が、食物連鎖を経て魚の体内に蓄積し、その魚を日常的に食べた住民が体に重大な被害を受けた、というものです。

工業廃水だけでなく、生活排水でも同様のことが起こり得ます。洗剤や入浴剤・シャンプー・リンス、摂取したら体に悪影響です。

そんなこんなでとうとう水中の微生物だけでは汚れを処理しきれなくなってきました。このままでは海で泳ぐ事ができなくなりますし、水道水も飲むことができないくらい汚染されてしまいます。魚も食べることができなくなります。

地球上のたくさんいる生物の中で、人間だけでここまで汚染できるのはスゴイですね。

「これじゃあかんがな(´・ω・`)」

ということで、水質汚濁防止法というものができ、法律に反したものは排水してはダメです。という流れになりました。

生活排水にも基準が設けられ、その基準を満たすための設備として下水処理施設や浄化槽が生まれました。汚れた水を施設で処理し、自然に影響がでないくらいキレイにしてから河や海に流しましょう、というものです。

浄化槽と似たようなもので下水道(下水処理施設)があるのですが、すべての地域・建物に配置できるわけではありません。山奥の一軒家のために公共工事で何億もかけて下水管をひくわけにはいきませんよね。

そういったところでも下水処理施設と同等の処理をできるのが浄化槽なのです。

しかし、始めは浄化槽と呼ぶにはお粗末なものでした・・・。

次回は、このあたりについて書いていきたいと思います。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!